Violet@Tokyo

やっと「これでいいのだ」と言える

約 4 分

ここしばらく、心がざわついていて、その正体がなんだったのかがわかった気分です。

つまり、どんな形でも良いから、私が受けた以上の痛みを受けて欲しいというマイナスな気持ちが満たされ、ようやく過去が水に流せるようになったのだと思います。

今、あるのは懐かしさだけ。それも相手に対してではなく、一途だった過去の自分に対してです。

あの時の不器用な私が懐かしいのです。今ならもう少しいろんな面で上手く立ち回れたのに・・。そんな叶わぬ願いがチラチラと頭をかすめる日々です。

少し前、野球のオールスターゲームがありました。きっかけになったあの日も34年前のオールスターの時期でした。

冷夏だった年、その時に流行っていた曲、そんな些細なことまで鮮明に覚えています。でも、何を喋ったのかまでは覚えていない、そのくらい、印象に残らない会話しかできなかったのだと思います。

お互い、子供でしたからね。共通の話題もなかったし。一緒にいて楽しいと思う人ではありませんでした。
今でもあまり喋らない人のようです。あの人は自分の心を人に見せる人ではありません。

あの人の奥さんは、一度くらいは夫選びを間違えたと後悔したことはないかなと、そんなことが知りたくなりました。

あの人は職場ではいい人らしく、期待もされていたみたいです。

結婚当初初から分譲のマンションで生活をスタートさせ、順風満帆の門出だったと思います。さぞ幸せに酔いしれたことでしょう。

このように、最初は良くても年齢を重ねればそんなことは言ってられません。あの職種では中年以降は順調ではなかったと思います。

事実、一番稼げるはずの時期にリストラに合い、収入アップができませでした。

先も知れています。夫選びをする時に、こういったことを考えなかったのでしょうか。安定した仕事ではないということくらい、私は予期してました。あの仕事は年をとってからは厳しいと、漠然と考えていたのです。

例えば今、この年になってみると、自分の同級生に、夫の仕事先があの会社だとは恥ずかしくて言えません。結局のところ、人の評価は「勝てば官軍」なのです。

リストラ社員に対しては表面的には「大変だったわね」という言葉をかけたとしても、内心では低く見ているのです。だってそこを選んだのは夫なのですから。

その仕事をしている人をわざわざ夫にしたのは妻ですから。

だからこそ、同級生に自分の夫はあの会社のOBで、リストラされたなんてことは言いたくありません。選択ミスを同級生の前で認めたくはないのです。

本人同士の中でなら、苦楽を共にした関係だから愛着はあるかもしれませんが、本音を言うなら女というのは逃げられる苦労なら逃げたいと思うものです。

「若い時の苦労は金を出してでも買え」なんで言うけど、わざわざ金を出して買わなくても、苦労なんて、もれなくタダでついてくるものです。表面だけでも苦労知らずの幸せ奥様でいたいですよ。女は結局のところ安定を求めるものです。それを打算的だというのは男の僻みです。結局のところ、女は巣作りに幸せを求めるものです。

それがわかったから「これで良かった」と、34年経った今、ようやく思えるのです。

今まで生きてきて、欲しいものはほぼ手に入れてきましたが、ただ一つ、いくら欲しても手に入らなかったものの行方がわかり、渇望するだけの価値がないと知りました。

心無い仕打ちや言葉の全てを100%水に流すことはできないけど、納得のできる結果を見た思いです。今は誠実で人望のある経済的にも安定したイケメンの夫に恵まれ、負けて勝った思いです。神様が引き止めてくれたのかもしれません。もし会うことができたら、あの人には「むしろありがとう」と言いたいです。

もし何かの縁があれば会うことがあるかもしれません。

その時は、きっと私の方がゆとりを見せる側になると思います。気にも留めない素振りでね。でもあの人は、合わせる顔がないという気持ちになるはずです。あの人はその時こそ自分のしたことに向き合うことでしょう。

 

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(最終更新:2017/09/14)

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