Violet@Tokyo

従兄弟からの手紙

約3分



先日の遺産分割協議から約2週間が経過した昨日、進行役を努めている従兄弟から手紙が届きました。

その内容をざっくりまとめると、「自分としては法定相続分の比率に応じて分割することを基本に話を進めてきたけど、別の従兄弟からは『人数で均等分割にしよう』という意見が出ている。分割のしかたに対して考え方の相違があると思い、各家の代表にその日の夜に電話をした。

ところが今もってそれに対する返答は何もない。ということは、自分の意見には反対と思わざるを得ない。

みんなが均等分割にしたいと言うなら譲歩する考えもある。しかし自分の取り分が大幅に減額になるのに、進行役をするほど自分はお人好しではない。

今後は増額になる人たちを中心に協議を進めてくれ」といった内容でした。

叔母の兄弟は6人いて、それぞれに子供がいます。現在生きている叔母の兄弟は80歳を過ぎた一番下の弟だけです。

私にとっては叔父に当たるわけですが、叔父は独身で子供もなく、施設に入所している状態です。

自分でお金の出し入れはおろか、大金を手にしても自由に使うことはできず、施設を出て一人で生活することもできない状態です。

法律的に兄弟としての取り分は1/6あるけど、別の従兄弟はあえて「人数で均等に」と考えたようです。

現在生きている叔父は、年金などの収入も他にあるし、入院中ということもあるためか、月々の自分の小遣い(4万)に不自由さえしなければそれで良いという考え。自分の取り分はいくらになるかということに対しては、全く無頓着。

叔父の件はともかく、従兄弟の手紙を読んで身勝手さに腹が立ってきました。

分割協議の話し合いではこちらの意見などは聞こうともせず、一方的な言い分ばかりを主張。配られた協議書には目も通さず、解散した後になって「あの協議書は自分の意見とは違う。みんなの取り分はもっと少なくなる」と個々に電話をし、それに対してみんなが何も言わずにいたら「返事がないから自分は降りる」と、どこまでも一方的。

最初は後見人をしていた関係で自分が進行役をすると言い出したのに、今度は自分の取り分が減るならやらないと言い出す始末。

ガキか?

裏を返せば自分に有利に話を進めるために進行役を買って出た、でも不利になるのならやらないということです。

あの電話の後にでも、もう一度話し合いの席を設けるべき。ところが真っ向から話し合いを避けて、それでいながら自分の意見には黙って従えという姿勢。これでは話し合いも何もあったものではありません。

あまりにも胸くそが悪かったので久しぶりに兄に電話をしました。

やはり従兄弟の言い分には従えないとのことで、代襲相続の理屈はわかっていないみたいです。あえてそれを説明はしませんでしたが、兄にしてみたら「同じ甥と姪なんだから同じ権利がある」と考えているようです。でもこれは、法定相続の分割比率とは違います。

ただし法定相続だけが絶対ではなく、それに従わなければならないというのでもありません。まぁ裁判となれば別ですが..。

兄は「ただ自分は降りるって言ってるだけだろう」くらいに軽く考えているみたいです。

でも私はそうは思いません。従兄弟は焦って賭けに出たのだと思います。「自分が音頭を取らないと、お前たちだけではできないだろう、困るだろう」という計算をした上で。

これは考えすぎでしょうか。もうしばらく、今後の成り行きを見守ります。

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でvioletをフォローしよう!

Pick Up


About The Author

violet
はじめまして。このブログを執筆しているViolet(ヴィオレ)です。
このブログは私が日々感じたこと、考えたことに独自の視点を交えて書き留めている忘備録です。読者の方に少しでも楽しんでいただけたら幸いです。
Follow :